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「これはひどい…。」5Gの一般化は必要?

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少し前に大手キャリアが5Gプラン開始ということで話題になりましたが、随分落ち着いてきました。皆様はプランの見直しなどをしたのでしょうか?こんにちは、操です。

 

私には専門的な知識はありませんが、今回は一般人目線から5Gの話をしようと思います。というのもたまたま仕事でカバーエリアを確認することがあって調べていたら5Gのカバーエリアが狭すぎる!というのが私の中で話題になったからです。

 

そもそも、その5Gは第5世代移動通信システムと言って現在主流な4Gの後継システムです。その性能はさながらSFのようで、「今まで以上に爆速で通信できる」「大容量通信ができる」と発表当初は話題になっていました。

そして国内大手3大キャリアは5G対応機種の発表と同時期に携帯電話の5Gプランを開始しました。

 

5Gの夢というのはとても壮大で、会場内に設置された多数の小型カメラを駆使して迫力のあるスポーツ観戦や、車載AIによりあらゆる危険を判断する自動運転、医療機関での遠隔手術の実現が挙げられています。

 

確かにそういった夢を見ることは開発者の糧であって、決して無視してはいけない思想ではあるのですが実際現時点の5Gについて蓋を開けてみるとそう上手くはいっていません。

某大手キャリアは「世界が変わる。準備はいいか?」等5G対応機種への変更を煽る広告を打ち出しましたが、実際のところ5Gエリアというのはまだまだ限定的であり満足に使えてはいません。更に、各社は5G基地局整備を2021年度以降に行うとしていますがそういったエリア拡張というのは都市部から順次行われていくものであって地方に住んでいる方にとってはまだまだ夢のまた夢の話となりそうです。

au5Gエリア(徳島)

au5Gエリア(徳島)

さて、ここで是非ご自分が契約しているキャリアのエリア検索をしていただきたいのですが、5Gのエリアはどうでしょう?日本全国の多くをカバーする4G/LTEエリアの中に主要な建物のみをカバーするように点在する5Gエリアが確認できましたでしょうか。

 

正直な話、消費者側としては「よくこのエリア展開で5Gプランを開始することができたな。」という意見です。散々煽られて広告を見て満足に5Gが使えるのかと機種変更した人も中にはいるでしょう。しかし実際は機種変更したことで5Gプランを契約せざるを得なくなった上にほとんどの場合は4G/LTEしか使用できていません。これは…良くないでしょう。

 

4Gの周波数帯の通信速度が今も進んでいく人口カバーによって落ちることを懸念して5Gプランを打ち出したのかもしれませんが、これを私は悪手だと思います。光回線でも移動通信サービスでもそうですが、通信というのは一本の大きな大きな通信から分配されて各ご家庭に提供されています。となれば分配しなくてはいけない件数が増えれば増えるほど通信速度の安定供給が難しくなってきます。

さて、では5Gの最終的な利用用途はどうでしょう。遠隔手術など医療現場での利用を想定していますよね。最悪命に関わる場面で5G通信が安定しない可能性があるというのは非常にまずいです。

今のところそういった問題は表層化していませんし、もしかしたら問題にすらなっていないのかもしれませんが5Gを一般化することでそういったトラブルが起こることを私は懸念していて、であれば一般化することは正しくないのではないのかなと思っています。

 

それと、個人的には移動通信サービスは毎月0.2GB程度の利用しかなくほとんどを光回線で過ごしています。偏見や思い込みかもしれませんが、最近では外出先でも通信できるようにモバイルWiFiルーターを持ち歩いている人も多くなっています。そうではなくても行先でWi-Fiが導入されているところは多く、移動通信サービスを使う場面はほぼありません。移動通信サービスを提供している企業からすれば商売上がったりという状態なのかもしれませんが5Gの一般化ってそんなに必要なことでしょうか?

 

★ここまで長々と読んでくださってありがとうございました。折角なので過去記事を以下に貼り付けておこうと思います。良かったらご覧になってください。

 

 

siranaikoto.hateblo.jp