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うつと生きる。

うつ病は、15人に1人経験者がいる身近な病です。そして考えうる限り私の人生の中でうつの症状が出ていた時期は3度あります。

 

1度目は高校1年生に任された委員長としての責任と自分の無能さを感じた時、2度目は専門学校への進学が叶わなかった時、3度目は嫁ぎ先で家族と上手くいかずこの先我慢していくか逃げるかの間にいた時です。

 

そしておそらく現在もその症状は完治してはおらず、自分がHSPであることも相まって常に綱渡りの状態であるように思います。

 

とはいえ、いずれも診断されたわけではありませんので怠け病だと言われてしまえばそこまでかと思いますが、その時期の前後で私の調子が全く異なることからも錯乱状態にあったということは間違いありません。

 

これまで自分とうつは無関係だと思っていましたが、今になって考えてみると現在まででも3度経験があります。あのうつ状態の時の底なし沼感は得も言われません。

 

将来に対して明るい道筋が立てられず、八つ当たりしては自己嫌悪に陥り益々自己肯定感は低下していく。不安が常にありそのせいで夜眠れず体調は崩れていく。

 

誰かがうつ病は「生活に余裕がある人の病気」であると言いましたが、必ずしもそれが当てはまるとは私は思いません。高校時代はライフラインが頻繁に止まるほど困窮していたし、結婚してからは生活こそ余裕はあれど常に何かに怯えて暮らさなくてはいけなかった。

 

特に私に大きなトラウマを与えた義父と夫という存在は、”生活する上でちょっとだけ肩の力を抜く”ことの弊害となりました。のんびりしていていい場面や体調が悪く休んでいていい場面で、誰かが用事をしていると居心地が悪くなるのはそこから来ています。

 

私のうつ病に関して誰が悪いというわけではありませんが、あの地獄のように暗い毎日を味わわなくて済むのであればもう独りである方がずっと気持ちが楽だと思います。

 

うつ病は人との関わり方を大きく変えてしまう恐ろしい病です。