新型コロナウイルスでバレた感染症に対する未熟な意識。これからは意識を継続できるか?
未だ続く新型コロナウイルスの流行。新型コロナウイルスはマスクの着用では防げないという声もありますが、不安感からマスクの着用を義務付ける場所も増えその着用率は今や9割以上となりました。なんと例年と比べるとおおよそ2・3倍もの着用率となったようです。
そんなマスク事情ですが、私が学生の頃周りでマスクをしている人は体調が悪い人や花粉症が酷い人くらいでした。小学生の頃にはアレルギーでどうしてもマスクが外せない子がいましたが、「マスクマン」というあだ名がつくほどマスクをつける人は目立っていました。私は顔を隠したいという理由で常にマスクをしている時期がありましたが、その時もやはり「ずっとマスクしてるよね~。」なんて言われることもありました。
しかし今ではマスクをしている方が当たり前で、していないことで強く言及されることも多くなりました。
確かに新型コロナウイルスの得体の知れなさというは恐ろしいのですけれど個人的には季節性の感染病と対策はそう変わらないと思いますし、であればアルコール除菌やマスク、手洗いというのはとても基本的なことだと思います。
それらの対策をしている人が、今になって増えるということはつまり今まであまり意識して感染症対策をする人が少なかったということです。
一時期、マスク・アルコールが転売騒ぎで品切れ状態が続き、社会がてんやわんやしていた頃。私たち家族は常にストックしてあったマスクとアルコールだけでその時期を凌ぎました。それは季節性感染症や感冒に対する私たちの常日頃からの対策です。
確かに悪質な転売は行った者が悪いですが、無駄に不安がらず常日頃の対策でそれぞれが十分な在庫を持っていればそもそも買おうとする者も居ない為ああはならなかったんじゃないかなと思います。
あ、ちなみに転売について擁護するつもりは更々ないのですが、悪い面だけではなかったなと思っています。マスクがないから急いでたくさん作ろうというメーカーの比較的早いレスポンスもあったし、供給されないからと自分たちの知恵と技術を使って新たな感染症対策が生まれたりと、そういった面は良かったんじゃないでしょうか。モノがなければないなりに、何かできることはないだろうかと考えることはとても良いことです。
依然として見通しの立たない新型コロナウイルスは現在第2波として流行していますが、同様にPCR検査数も第1波から随分増えているのでいずれ収束するでしょう。以前のように対策を怠ったりせず、これからも継続すればそのうち。それこそが真のウィズコロナ…新たな生活様式です。